岡田将生目当てで観ようと思ったのですが。
偶然図書館で映画公開に併せて出版された原作本を発見し、原作読んでから鑑賞。
原作は短編なんですよね。
私はケン・リュウの作品は読んだ事がなく初めて読みました。
おぉー、あの短編を映像化したらこうなるのかー!が一先ずの感想。
人間が不老不死になる技術が開発された世界設定。これぞまさしくSF。
私の中の原作イメージ色が一貫して白でして、序盤のアングラ感強めに驚き。
不老不死の技術が開発されたと発表されるも、処置できるキャパの関係で希望者よりも処置できる人が少ないと発表され世の中混乱したり、どうせ金持ちしか無理なんだろとか、そもそも不老不死に反対とかでデモが起こったり、世の中が混乱する様が描かれている。
おー、これって正に今の現実世界もこんな感じだ。
後半は、不老不死が当たり前になった世界で敢えて不老不死を選ばなかった、選べなかった人達が描かれる。
200年以上のローン組む必要があるので無理だったとか、最初は永遠に生きる必要は無いと考えていたのに後で周りは皆永遠の生を望み正直後悔している、そもそも遺伝子異常で処置が出来なかった等事情は様々だ。
そんな世界は出生率は著しく低下し、自殺者は増え合法化した方が良いのでは?という意見も出でいる。
人間、死を恐れるのは当たり前だが死ねなくなったらなったで私はどう感じるのだろうかと思った。
やはり、途中で嫌になってもういっかになるのか、怖いから永遠に生きるぞ!となるのか…