タイトル見て「何だコレ?」だったのですが、
海外小説特有の読みにくさも無く、最後までハラハラして面白かったです。
本屋で紙の本手に取るとわかりますが、分厚いです。
600頁近くある。
これだけ分厚い海外小説を一気に読めるのは、翻訳された方が上手なのかなと感じます。
高校生の主人公が自由研究で、地元で起きた少女失踪事件の謎を調べていくという内容。
失踪事件の犯人とされている少年の家族は、所謂村八分にされているのだけれど、村八分みたいなものは万国共通なのだなと感じる。
主人公が調査を進めて行くうちに、登場人物の色々な一面が明かされて行くのだが、兎に角、誰もが怪しく思えてくる。
被害者とされる女性の裏の顔や、意外な人物の裏の顔、事件調査を止めるように脅迫を受ける主人公…脅迫をしてきた人物は誰か!?等々、ハラハラしながら一気に読めてしまった。
どうやら続編もあるらしいので、続編も発売希望だ。