ブログを書くようになってから、今まで何気無く使っていた言葉、使い方コレで正しいのか?と都度都度思うのだ。んー、やはり国語の辞書くらい買うべきか?文章書くって難しい。
そういえば、威風堂々悪女という小説を読んだ。オレンジ文庫から現在三巻まで発売中。
後宮ファンタジーに分類されるのだが、この作品主人公が策略を巡らし、後宮内の他の妃を陥れたりしながら目的の為に進んでいくストーリーだ。
この手の話は、受け身の主人公が多いし異色に思えてくる。
これだけ書くと、胸糞悪い主人公じゃん!そんなの読んで楽しいワケ?となるのだが、主人公は良家のお姫様ではない。
主人公玉瑛は、国内で最下層とされる部族の出身で貴族の屋敷で下女として働く少女だ。
玉瑛達の部族には、かつて皇帝の寵愛を受けていた雪媛という妃がいた。
その妃が謀反を起こし、失敗したが為に部族すべてが最下層の身分へと落とされてしまう…
底辺の生活に、周囲の人々からは疎まれ、蔑まされる日々。
玉瑛は、雪媛が余計なことさえしなければ…と恨まずにはいられないのだ。
ある日、玉瑛達の部族に国外追放令が出る。
現皇帝の権威が衰えてきており、共通の敵を作り皇帝への批判の目を逸らす事が目的の追放令だ。
玉瑛も追放令のもと捕らえられてしまう。
兵士達に捕らえられた玉瑛は、隙をついて逃亡するが、捕らえられ斬り付けられてしまう。
彼女が余計なことをしたから
失敗なんて、するから
雪媛への恨みを胸に玉瑛は、意識を失ってしまう。
しかし、玉瑛は意識を取り戻す。
なんと、生きていたのだ。
見知らぬ女から呼びかけられる。
玉瑛ではなく、「雪媛様」と。
これ輪廻転生ものなんですよね。
現代の冴えない会社員が転生してチートとかそんな話ではないですが。
雪媛なんだけれど、玉瑛の記憶も持っており自分の運命を自分で変える。っていう話なんで、最終的にはどうなるのか、歴史の歪みは出ちゃうのか?続きが楽しみな作品だ。
ちなみに、転生するのは玉瑛だけではない…そこが面白い。
それと、2巻で貧しい村の女性に村を離れるチャンスを雪媛(玉瑛)が与えるシーンがあるのだが、結果的に誰も村を離れないという結末に、やはり新しい世界に飛び込める勇気のある人間というのは少ないのだな。と印象に残った。
この物語を通じて、自分で考えて、自分の足で立ちなさい。と言われているのだと感じるのだ。
そうそう、この話をね宝塚で上演するなら花組の華優希主演がよいかな?
私は、彼女の芝居が好きであり、悪女!って役も見てみたいからだ。
自分が読んだ小説や漫画で宝塚でやるなら主演は誰かな?と想像するのは楽しいので
これからも勝手に書いていきたいと思います笑
番手とかは一切合切無視の私の個人的感想ですから悪しからず。
とりあえず、国語の辞書買うかなぁ。そのうち(いつの日なのか)