ダル・レークの恋を配信で観ました。
再演という事ですが私は勿論初見。
特に予習もしなかったので、舞台はインドで身分違いの恋物語なのね。ふむふむといった感じ。
いやー、最初から背景もそうですが、衣装も綺麗だし豪華絢爛。
グラデーションかかった衣装がヒラヒラ揺れるの良い。
1幕は、ラッチマンは身分が低いのね。
いやいや、それどころか名前すら違うのか!?
じゃあ、誰よ?(混乱)
カマラの身内からしたらトンデモない!になりますわな…しかし、カマラが別れを切り出す際に言う言葉、見ていたのは制服だけとか言い分も苦しい。
全体的に台詞も古臭い感じがするんだけれど、ココが良い。
カマラの身内が兎に角、新聞にゴシップを書かれる事を気にしている。新聞!おお!
クリスティの世界観のよう。
いや、あの1幕はですね…
月城かなとの演技に騙されたと言いますか…
私は、スッカリ「んまぁー!悪い男だわ!」で観ていまして、ラッチマンがターバンをはずすシーンで、んまぁぁー!悪い男だわぁぁぁー!!(カッコいいなチクショー!で、あなた何者なのよーー!)となり、「ラッチマン!そなたは今日からワシの養子じゃ!」展開にならんかなと思いましたね。
※私は毎日、水戸黄門再放送を観ております。
そして2幕ですよ。
舞台はパリ!え?パリ?
着ている服装からして、やはり20世紀初頭なのでしょう。
あ、ラッチマンは元々身分が高かったのね。
で、身分を捨てたと。
ははぁ、そういう訳だったのか。
成る程納得。
しかし、ラッチマンとカマラって価値観が違う。
この2人って結局どうにもならなかったんじゃないかな。
価値観の違いは大きい。
この作品、ぼんやりと哀しい終わり方。
それこそ70年代少女漫画調だと感じました。
長編じゃなくて、短編読切みたいな。
宝塚の作品は、昔の少女漫画好きには堪らないですわ。
しかし、出来れば映画観で観たかったです。
自宅は集中力が欠けてしまうのが難点です。