第九の波濤という漫画をご存じだろうか?
週刊少年サンデーにて連載中の水産大学を舞台にした作品である。
スポーツものではない。(私は最初ヨットの漫画かと思った)
この作品面白いのである。
主人公の海老原湊は東京育ちで、現代っ子とはいえ依存し過ぎでは??ってくらいの
SNS依存症。
この湊が、亡くなった父親の17回忌の為に長崎に行くことになり
長崎で同い年の平良凪子に一目惚れ。
凪子が水産大学に行くと知り、湊は長崎の大学を受けなおし見事合格。
凪子とのキャンパスライフを夢見ていた湊だったが、彼女が進学したのは
東京の水産大学だったのだ。
入学当初は、軍隊ばりのシゴキやらなんやらで東京に帰りたくなる湊だったが
同級生たちと船に乗ったり、養殖のバイトをしたり、学生生活を通して湊が
成長していくストーリーなのだ。
水産業がテーマなので、私には聞きなれないテーマが兎に角多い。
養殖業のこと、洋上風力発電など私には知らない事が描かれており
単純に知らないことを知れて楽しい。
絵柄も好みはあると思うが、見やすく万人受けする作品だと思う。
コマが大きめで複雑なコマ割りじゃないのも読み易いんだよな~
この作品、主人公は湊だがもう一人重要なキャラクターとして潜木洋介がいる。
湊の同級生で地元長崎の漁師の息子だ。
潜木は父親の跡を継ぎたいが、父親は漁業には未来が無いと反対している。
高校時代ヨットをやっており(マリンスポーツのヨットだ)東京の大学からも推薦がきていたが
東京の大学を蹴って、地元長崎の大学に入学し湊に会う。
湊は人懐っこく、コミュニケーション能力抜群のキャラクターで描かれ
潜木は頑固で融通が利かないキャラクターで描かれる。
正反対のキャラクターという王道パターンである。
最初は反発しあっていた二人が、どんどんと互いを知り仲がよくなるという
王道少年漫画のパターンだ。
王道良い!
現在、11巻まで発売中。私は非常に先が気になる作品だがあまり有名ではないようだ。
何故かって?
それはジュンク堂以外で新刊が置いてないからだ。(私の地元の話)
というか、ジュンク堂すら数冊しか入荷がないのではないか?
因みに、東京で買おうとしたら平積みにはなっていなかったので、やはりマイナーな作品なのだろう。
私は、毎回発売日に取り置き依頼だ。
そうでないと、買えない。誰が購入しているのだろう。
私の周辺で読んでいる人はおらん(狭い周辺の話)
もういっそ予約か?
私は梱包材の処分が面倒で、一冊くらいなら本屋で買いたい派だ
そして紙の本が好き!くぅうううう
私は、この作品もっと推すべき作品じゃないかと思うのだが
推している人が少ないようなのでココに書く。
ジュンク堂以外も置いてくれぇ~